NY滞在にて2.”Finding real music”

時間があいてしまったがNY滞在記を。

旅先で楽しむのに必要なものは何?と聞かれれば皆さんは何と答えますか?
お金?一緒にいくパートナー?情報?

自分は情報と答えます。それも、いわゆる地球の歩き方とか、そういう類のものに載っていない情報です。地球の歩き方がだめだといっているわけではありません。素晴らしい編集者がきちんとした仕事をしています。そうではなくて、ここでいう情報は現地のある限られた人がもつ情報の事。

例えば偶然バーで友達になった奴の友達が金持ちで、マンションでドラムンベースのパーティーやってていい女もたくさんいるから遊びに行こうぜ、とかそういう類のもの。

観光客向けにカスタマイズされた情報に頼るだけだとそういう情報には出会わない。
現地に友達がいればよいけれども、そんな事がない場合は、旅の出会いは偶然にかけてみたりする、のが面白いと思う。
たまたま通りがかりの人から情報を得られたとか、たまたま入ったちょっと洒落た店のフライヤーを
元に、とかそんな感じで行ってみると結構面白い一日をすごせたりするもの。

滞在3日目の、Brooklynを歩いていた時の事。
たまたま降り立った駅に、何かを感じた。適当に歩いてみる。ちょっとお洒落にしている人におもろい場所があるか聞いてみる。
公園があるらしい。公園の方にいってみる。Fort Greene Parkというらしい。
なんか四つ打ちの音が聞こえる。
人が集まっている。若者だけでなく、おばちゃん・子供づれ。ただ黒人率が非常に高い。
おお何か野外パーティーだ。てな感じで野外パーティー発見。
駅を降りてから20分たってない。なんだか人たくさん。

日曜の昼間から、がんがんかかるHOUSE MUSIC。思い思いに踊る現地の人達に交る俺。
お爺ちゃんもおばちゃんも、「公園でジョギングするためにきました」という格好のお姉ちゃんも、
ガンガン踊ってました。Marshall Jeffersonの「Move Your Body」が流れたときは泣きそうになった。あーこういう人のためにHOUSE MUSICを作ってるんだな。MAWもこういう人たちの中から生まれたんだな、というかHOUSEのHOUSEってこういう感じで踊っていることが本当のHOUSEっていうもんなのかな音楽聴きながら考える。
誰も自分を観光客だとも思っていないと思うし、部外者だと思ってもいない感じ。みんなで踊ってるんだけど一人。しゃべったりなんかはするけど一人。でもみんなで1つになって踊ってる。これがHOUSEなのかな。ほかには黒人の若いにーちゃんと、おばちゃんのダンスバトルあり、国籍不明の女の子のものすごい踊りありと、お腹いっぱいになりました。


疲れたら公園で一休み。夕暮れ近くに風が涼しくなって気持ちいい〜。
NYの地元に根付いた音楽を思う存分満喫しました。金もかからず最高の夜。
いろんな楽しみ方があるけど、自分はこういう偶然の出会いとかを大事にしたいと思う。

関係ないけどMy FavoriteのINO HIDEFUMI香港ライブをYou Tubeで発見。音悪いけどよし。
http://www.youtube.com/watch?v=YdJz18kTJbk